ベンツミュージアム-近未来的な二重螺旋の展示場-

【設計】 UNスタジオ
【所在地】Mercedesstraße 100, 70372 Stuttgart, ドイツ[地図]
【用途】 博物館
【構造】 S造
【竣工】 2006年

ベンツミュージアムはその名の通り、ドイツの車ブランド、メルセデス・ベンツの100年以上もの歴史をこれでもかとインパクトある展示とともに魅せる建築です。博物館といえば、歴史的な建築や倉庫のような箱型の大空間が思い浮かびますが、ここでは流線形の壁面や天井、スロープによって、まさに車の設計に必要な流体力学のような力の流れを感じる展示空間・建築を実現しています。

中央部の吹き抜け

広い博物館の中央部は大きな吹き抜けとなっており、来館者はまずSF映画に出てくるようなエレベーターで最上階まで運ばれます。最上階では車の登場前まで交通の主役であった馬が出迎えてくれ、そこからDNAになぞらえた二重螺旋のスロープを降りながらベンツの歴史を追体験していくような構成となっています。

建築中央部の吹き抜け
エレベータをおりて最初のフロア
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